鬱になるんだったら、全て投げ出してしまった方が良い「鬱になって退職した同期の話」

同期_鬱_トップ画像 ビジネス

どうも、元プログラマー・SEのアイクスです。

僕が新卒で入社した会社はSES契約のプログラマーを数多く抱えるIT企業でした。
SES契約に関しては近年色々世間を賑わしている?ので色々お詳しい方も多いかもしれません。

以下はSES契約に関して解説した記事です。

僕個人としては、そこの会社でもなんだかんだ色々な良い経験もさせてもらったことで今があると思っております。
そのため個人的にはSESは絶対にダメというような考えではありません。

しかし、鬱になって辞めていった同期がいました。
今回はその同期をある程度近くから見ていた立場として、鬱になるくらい辛いなら全て投げ出して、逃げ出しちゃった方が良いよってことを話そうかと思います。(それがなかなか難しいんだけどね)

今の仕事が辛いという方へ。
同期が鬱で辞めていったことから、みんな無理しすぎないでねってことをまとめました。

「ああしいろ」「こうしろ」などのことは一切書いてないので、気軽に読んでいただければと思います。
だれかの参考になれば幸いです。

同期の顔から笑顔が消えた日

その時は突然に訪れました。

SES企業だったので別々の作業場所で働き、同期と数ヶ月まともに顔を合わせないってことがざらにあります。

しかし、社員同士の噂レベルで元気がないということだけは聞いてました。

しかしもう既に、同期の症状は僕の思った以上にひどいものでした。

初めて違和感に気づいたのは社内での交流会か何かの時、オフィス内で集まって、軽くおやつとか軽食とかを食べていた時のこと。

僕も久しぶりの同期だったので、ちょっとテンションが上がって、「最近どうよー!」って感じに声を掛けました。

「お。おう。まあまあだよ。」

なぜか目を全く合わせない・・・

元から元気いっぱい!というキャラではありませんでしたが、今まで以上に声が小さいような気もする。

うーん、なんかちょっと違和感。そこからちょこちょこ話はしたんですが、全く話が膨らまないという始末。というか全然会話が続かない。
いや、お見合いで初対面の異性と話してるんじゃないんだぞ。男同士でしかも同期入社。一時期は結構な頻度で飲み歩いてもいた仲のはずなのに。

やはり絶対におかしい。そんな疑惑が確信に変わりかけているところでその会はお開きになってしまいました。

そして「まあ、元気出して頑張れよー」的なことを言ってその日は終わりました。

「虚ろな目」とはこういうことか

そしてその交流会からまた数か月は経った頃だったでしょうか。

次は周りの上司からも「あいつの様子がさすがにおかしい。飲みにでも行ったら話聞いてやってくれ」と言われるように。

「いや、同じプロジェクトのメンバーこそ色々サポートしてやれよ」
と一瞬思いましたが、
同期入社の仲だからこそ聞けることがあると思い(あと単純に自分も気になっていたので)、同期みんなで久しぶりに飲もうと声をかけ、飲みに行くことになりました。

ちなみに自分の世代の新卒同期入社は自分も含めて3人だけです。

しかしその頃はもう末期でした・・・

結果としては自分がなにか言って救って上げれるような状態ではないことがわかっただけでした。
(なんの成果も!!得られませんでした!!!)

もう何を話しても全力で笑うことが出来ないという感じ。飲んで周りが軽快に話していても真顔。

おいおいどうしたんだよ~!とちょっと勇気を出してツッコミを入れてみると一瞬口角が上がったと見せかけて・・・すぐ真顔。

目はだれが見ても虚ろで目を合わせてくれる気配もない。

そこで、これは完全に鬱だと素人目から見ても分かりました。

それから間もなくだったでしょうか。
その同期が辞めたとの話を聞きました。

しかも辞め方が、未開封の鬱病の診断書を無言で上司に渡してきたという衝撃のものでした。
(そんなのあり?)

しかも、その日からもう1日も出社できないの一点張りで会社からの借用品などは郵送。そのまま退職しました。(まあ、限界ならその辞め方もまたよし!)

鬱の原因

その同期が鬱になってしまった原因が周りにはわからなかった。

これが意外と難しいところかとは思います。

まあ、自分は別のプロジェクトで作業場も違うので、なかなか知るすべもないですが、同じプロジェクトのメンバーは知り合いです。(同じ会社のメンバーなので当然ですが)

僕からみてもそんなにヤバい人達ではないと思っているんですけどねぇ・・・
外からあっさり関わるのと、内部で毎日一緒に仕事するのでは感じ方も変わりますし、なんとも言えませんが。

さらに、多くが心の問題で本人がどれくらい辛いかなどは比べられるものではありませんよね。
「そんなの大したことないじゃん!」とは口が裂けても言えません。

もし職場がつらい、人間関係が辛いってことを誰かに相談して、
「そんなのオレなら余裕!」とかって言ってきたら、そいつはクソ野郎なので一発殴りましょう。(・・・ぇ、コワイ人)

だからこそ自分が辛いと思う場合には無理をせず、弱音を吐いて良い。逃げ出したって良いと思ってます。

鬱で退職した同期のその後

同期が退職してから1年ほどが経ったとき、ふと今どうしているか連絡したくなったことがありました。

仕事中ではありましたが、LINEを開き、「久しぶり~、最近どう?」と打ってみる。

まあ、下手したら連絡帰ってこないかもな~と思ってスマホをしまおうとした時、スマホが震え、返信が。
「返信はや!」というのが地味に面白くて、今でも覚えてます。(とりあえず、生きてて安心)

それから色々最近の情報は聞いたんですが、まだ職場復帰はできていないようでした。
でも、前よりは落ち着いた状態で生活できているようで一安心。

鬱になる前の対策が大事

経験者はよく言うけど、一度心を病んでしまうと完治は難しい

その同期も1年たっても社会復帰はできていないようだったし、壊れてしまってから立ち直すのは簡単ではないんだと思います。

僕もその後に会社で辛い経験はそこそこしましたが、鬱などの経験者ではないので完全に理解できますとは言えません。

しかし、心の病は徐々に精神を蝕んでいくので、本人が思っている以上に深刻な状況になっているということが多いようです。

まだ頑張れると思っているあなたも、もうすでに頑張り過ぎかもしれません。一度割れたガラスを直せないのと同じように人の心のも一度壊れてしまうと完治が難しい。
どうでもいい人の期待に応えるために、大事な自分自身を犠牲にしないようにしてほしいと思います。

なんか、暗い感じになってしまった気もしますが・・・
みなさんのハッピーライフを心より祈っております!!

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