PHPとはなんの略?意味とは?再帰的頭字語が分かりづらい

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プログラム言語の「PHP」。

IT業界にいる方たちは、PHPエンジニアではなくとも、その存在を知らないという方はほどんといないかと思います。

PHPは有名かつ、特にWEB業界ではかなり幅広く使われている言語ですよね。(Wordpressとかにも使われてますし)

今回は「PHP」の名称についてです。

僕自身も今更ながら「PHP」って名前、ちょっとおもしろいなと思い、「PHP」の意味や由来など調べてみました。

PHPは何の略?

まずは結論からですが、PHPの正式名称は「PHP:Hypertext Preprocessor」です。

「PHP:Hypertext Preprocessor」を略して、「PHP」、なるほど!

PHPの正式名称は「PHP:Hypertext Preprocessor」

・・・っと、ちょっと待ってくれ、正式名称にも「PHP」って入ってますよね、どういうこと??

これは再帰的頭字語っていうらしいです。

再帰的頭字語(さいきてきとうじご)とは

PHPの正式名称は「PHP:Hypertext Preprocessor」

それは分かった。しかし「PHP」の最初の ”P” は「PHP」の ”P” ってこと?

P:PHP

H:Hypertext

P:Preprocessor

最初の「P」は「PHP」のこと、いや、そのPHPの元は・・・?となるとまた「PHP:Hypertext Preprocessor」となる・・・

一見混乱しますが、「PHP」という名前の元ネタにも「PHP」が含まれている状態なので、「再帰的」ということらしいです。

「再帰的頭字語」とは?

通常であれば、正式名称の頭文字をとって「頭字語」は作られますが、正式名称の中に頭字語自体を入れてしまうことを「再帰的頭字語」と言います。

他の再帰的頭字語を使っている単語

皆さんが馴染みのありそうなITの用語で再帰的頭字語を使っている他の単語は以下の通り。

PIP:PIP Installs Packages

XAMPP:XAMPP Apache MariaDB PHP Perl

YAML:YAML Ain’t Markup Language

PIP(Pythonのパッケージ管理システム)も再帰的頭字語になっていたんですね。まあ、一種の言葉遊びのようなものらしいですが、初見では混乱しますよね。

これがカッコ良いとかそういうのあるのでしょうか。

まあ、確かに理解した後に見ると割と好きかも。

(余談)PHPのissetの使い方をまとめた以下のような記事もありますので、ぜひ!

Hypertext Preprocessorとは

それでは正式名称は分かったというところで、「PHP:Hypertext Preprocessor」の意味についてみていきます。

「Hypertext」と「Preprocessor」直訳してみるとこんな感じ。

「Hypertext」:ハイパーテキスト(一言で説明するのが難しいですが、テキスト同士を関連づける仕組みのことですね)

「Preprocessor」:プリプロセッサー(メイン処理の前処理を行うプログラムのこと)

(↑どちらも直訳という感じではない?)

はい、ということでざっくりになりますが、ハイパーテキストはHTMLのこととして考えると、「HTMLの前処理をしてくれるプログラムのこと」と理解できそうですね。

確かに、HTMLに埋め込んで使用できることから、再帰的頭字語を使用しているということ以外は、案外そのままなネーミングな気がします。

HTMLに埋め込むというところで、以前こんな記事も書いていました。

PHP・・・色々奥が深いですね。

ここまで読んでくださりありがとうございます!!

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